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ラストライブ

今夜は四日市にも所縁のあるバンドのラストライブを観届けに行ってきました。

 

このバンドのメンバーはまだ20代半ば。

 

そう、私の約半分の歳の子たちのバンドなんですよね。

 

みんなうちの息子と大差無い子たち。

 

曲の合間のMCでいろいろこれまでの経緯を語ってくれていました。

 

たぶんいーっぱいいろんなことがあって、語りつくせなかったと思いますが。

 

プロのミュージシャンとして、プロのバンドマンとして

音楽業界の中で自分たちよりずっと年上の大人たちに揉まれて

栄光もあったし、その分の失敗や葛藤や挫折もたくさんあったのでしょうね。

 

そしてふと、あるメンバーが放った一言を、今の自分に照らし合わせて

帰りの車の中で考え込んでしまいました。

 

どんな仕事でも報酬が発生するとなると、やはり少なからずや

求められる要求に対し、自分と戦うことになるんだと。

 

しがらみもたくさんあっただろうし

やりたいことと求められることのギャップや

彼らもほんとたくさんのことと戦ってきたんだと思います。

 

メンバーの中にはミュージシャンを辞め

一般企業に就職を目指す方もいらっしゃったようで…。

 

でも、これはほんと私自身の考えなんで、反対や賛成

異論はもちろんあるかと思うんですが…。

 

けして「音楽」は嫌いにならないて欲しいですね。

 

たぶん語彙の問題だとは思うんですが、話の中で

 

「音楽を辞める」

 

という言葉があって、なんだかミョーにこれが引っかかって…。

 

たぶん本人が伝えたかったのは

 

「プロのミュージシャンを辞める」

 

ってことだったんだと思いたい。

 

いや、音楽なんてするもんでも、続けるもんでもなく

また辞めるもんでもないわけで…。

 

この世に生きてる限り、どこにでも流れていて、様々な楽器で

演奏を楽しんでるプロ・アマのミュージシャンだって山ほどいる。

 

生活に密着してありとあらゆる音楽があるわけで

辞めるも続けるもクソもなく、至る所にあるものだと思うんです。

 

これはWebデザインも同様に。

 

常に誰のそばにもあるものが「音楽」

 

であり、個々に好みはあれど、どの音楽も素晴らしい。

 

商業ベースに乗っかる作品(商品)を作ろうと、あらぬ方向に思考が傾き始めると

本人は知らず知らずにどんどん大切なものを見失っていく。

 

これは過去にジャンルは違えど、初めてデザインを仕事にした時に

私も陥った怖いトラップのようなものでした。

 

そして一度、Webデザインの仕事を辞めた経緯があり

その時私も周囲に吐いていましたね。

 

「Webクリエイター辞めるわ」と…。

 

なんでホント、偉そうなことは言えない立場なんですが…。

 

その後幾度と転職を重ね、月日が流れ、いろんな方々と出会い

たくさんの気づきの機会をいただき、今また仕事にしようとしているわけで。

 

再開した今、当時とは明らかにスタンスは変わり

今度は身丈にあったWebデザインでもう一度クリエイターとして勝負してみたいと。

 

もちろん対価をいただくお客様のご要望ありきではありますが、欲張らず、虚勢を張らず

 

「あなただからお願いしたい」

 

とご指名いただける方と仕事をしていきたい。

 

そして何より

 

やりがいや楽しみを絶対に忘れないように

 

ここを一番大事にしていきたいです。

 

話はずいぶん脱線したかもしれませんが、これだけは言いたい。

 

私の約半分しかまだ生きていない、この若きプロミュージシャンのあの言葉が、どうか言葉のアヤであって欲しい。

 

どうか音楽を奏でること、楽曲を生み出すことは、どんな形であれ続けて行って欲しいと思います。

 

プロだけがミュージシャンのあるべき姿ではない。

 

アマチュアでも良いんじゃないかと思います。

 

少なくとも彼は素晴らしいミュージシャンだと、今日のライブを観て改めてそう思いました。