
昨日に引き続き、抑えきれない衝動からのお話。
昨晩はギター提げ、近所にある「Secret Studio」さんに行ってきました。
うちの末っ子、次男くんも連れて( ´∀`)
3人いる子供達の中で、唯一ギターに興味を示してくれた彼。
音楽バカな親父としては非常に嬉しくて( ´∀`)
普段は自分の部屋ばかりで練習しているので、たまには遠慮なく爆音立てて演奏できる環境で。
私ならではの「社会見学」という提案も兼ねて一緒にスタジオに入って練習しました。

この部屋は約2年前、敬愛するギタリスト「亮弦」くんのスタジオライブを聴いた部屋。
私ひとりに向けて魂のこもった演奏を聴かせてもらい、感動のあまりに涙してしまった思い出の場所。
この場所に息子と2人で立つ心境。
すごく神聖な気持ちでした。
亮弦くんは30代半ばで他界してしまった有能なギタリスト・アーティストでした。
スタジオオーナーの吉川さんの計らいでそのライブを機に初めてお会いしました。
医者から余命宣告を受け、闘病生活の中、その日は一時退院して首から管を提げたままの姿でしたが、渾身の力を振り絞って演奏する姿が今でも目に耳に焼きついています。
そのスタジオライブから程なくして、彼は天に召されました…。
スタジオに向かう道中、息子にもその話をして、この場所はオーナーにとっても亮弦くんを知る皆さんにとっても、思い出深い場所であるということを知らせてからスタジオに入りたかったからです。
その時一番感動した楽曲は「戦場のメリークリスマス」
いつもこの部屋に入ると、彼が演奏するこの曲が頭に流れてきます。

息子にいちばん伝えたかったこと。
人生は一度きり。
体面・体裁・世間体を意識しすぎず、限りある命、いつ終わりが来るかわからないこの人生を、ただひたすら今から起こる様々な出来事を、噛み締めて生きていってほしい。
失敗や挫折・迷いも経験。
紆余曲折あってみんなそれでも毎日を生きて、掴み取るも志し半ばで諦めるも、それはホントにどうなるかわからない中、走り切った者のみが観れる景色があるということ。
しかし、走り切りたくとも神様が用意してくれた終わりの日を、人は事前に知ることもできないわけだから。
とにかく人として真っ直ぐに、時に間違いや失敗を犯しても諦めずに生きていってほしい。

…と、この子と散歩しながらそんなことも考えていましたw

私は過去に一度、家庭を壊してしまい、仕事人間だった自分を悔い、痛い教訓として今は家族・家庭最優先の行き方を目指しています。
でも、自分の人生も大切にしなさいと教えてくださった恩師の言葉も、ちゃんと心も真ん中に置いて、なりたい自分を常に意識しながら生きています。
家族からもう一度ちゃんとみてもらえる自分。
周囲から必要とされる自分。
一個人として心から楽しい毎日を送りたい自分。
私も今年で48歳。
50歳を迎えるまでに、この生き方の何かしら手応えを求めて、今日もまた歩いていこうと思います。
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